レーザー治療(血管内焼灼術)についてLaser treatment

下肢静脈瘤のレーザー治療(血管内焼灼術)とは

下肢静脈瘤のレーザー治療(血管内焼灼術)とは
下肢静脈瘤へのレーザー治療として最近は聞くことも多くなってきたと思います。熱が発生するカテーテルを静脈の中に挿入し内側から熱を加えて静脈を縮ませて血液が流れないようにするというものです。血管内焼灼術(けっかんないしょうしゃくじゅつ)と呼ばれます。 2011年から健康保険が使えるようになり全国的に広がりました。それまでは自費診療として手術が行われて高額な費用がかかりましたが、現在では新しい器械でも健康保険を使うことができます。

下肢静脈瘤血管内焼灼術で使用する医療機器

高周波カテーテル治療

先端の金属コイルに高周波電流が流れ発熱し約120度となるように制御されます。静脈の中で発熱し、静脈の内側のタンパクが縮んでしまいます。

レーザーカテーテル治療

ファイバーの先端からレーザーが出ます。水に対する吸収係数が高い1470nmレーザーは、熱エネルギーが静脈壁に深く浸透せず、 効率的に静脈壁を収縮することができます。

レーザー治療(血管内焼灼術)の特徴

レーザー治療(血管内焼灼術)の特徴
これまでは下肢静脈瘤の手術は抜去術が主流で入院して全身麻酔で行われることも多かったです。それがこのレーザー治療(血管内焼灼術)では体への負担が少なく手術をすることができるようになりました。血管の中にカテーテルを挿入して手術を行いますので、傷はとても小さくなりました。また麻酔も局所麻酔で行えるので手術をしたその日に家に帰れるようになりました。 手術後も痛みや内出血も少なくなり、半分以上の人は鎮痛剤を飲まずに済むぐらいです。
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