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下肢静脈瘤3回目の手術となった治療例

下肢静脈瘤は手術しても再発するのでは、と心配される方も多いと思います。

手術後10%ぐらいの方はまた静脈瘤が出てきてしまうといわれていますが、今回は3回目の手術となった方です。

80代の男性の方で、50代に1回目、60代で2回目の手術をして手術後はよくなっていましたがまた数年前から静脈瘤がでてくるようになりました。

もう手術はしないと思っていましたが、だんだんとひどくなるため受診となりました。

ふとももからふくらはぎにかけて静脈瘤が目立ちます。

手術で静脈の処理はされているのですが、その枝がまた発達してコブになってしまったパターンです。

手術後の再発は枝の走行が複雑で治療が難しいことが多いです。

直線的なところはレーザーで血管内焼灼術を行い、瘤(コブ)は主に切除をしました。

瘤切除は3~5ミリぐらいの小さな傷で静脈を切除する方法ですが、その静脈瘤の状態に応じて組み合わせて行うことになります。

手術時間は37分で術後1時間で帰宅していただけました。

手術後6週間目の状態ですが、静脈瘤はあまり見られなくなりました。

これでしばらくは出てこないと思いますが、また年月が経つと再発することがあります。

再発しても対処は可能なのですが、できれば早めに治療をした方が対処しやすいです。

下肢静脈瘤血管内焼灼術

下肢静脈瘤の原因となっている、静脈にカテーテルを挿入し高周波やレーザーを用いて熱を加え静脈を細くして閉塞させる治療です。その結果、静脈が膨らまなくなるため血管が目立たなくなります。

術後の注意点と合併症

手術後は一時的に内出血やつっぱり感が出ることがあります。

皮膚の感覚が部分的にしびれたりすることがあり、1%の人でその症状が残ってしまうことがあります。

深部静脈血栓症が起き入院が必要となる方が0.1%あります。

またどうしても術後5年以上たつと再発してくる方が10%あります。

手術にかかる費用

健康保険が適用されます。

3割負担のかたであれば自己負担分が、片脚で35000円

 

当院では、平成30年6月1日に施行された医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)に則り、術前又は術後の写真を掲載する場合は、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を併記し、患者さんに誤認を与えないよう努めています。

なお、当院のプライバシーポリシーに反しない限り、掲載した写真は全て院内にて参照頂けます。ご希望の患者様は医師にお申し出ください。

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