【解説】下肢静脈瘤の弾性ストッキング その1 圧迫する強さ、形
下肢静脈瘤の対処として「弾性ストッキング」があります。
これまでも試したことがある人も多いと思います。
弾性ストッキングの効果は足の水分、血液をしぼって足から上の方にあげるような効果があります。
つまりむくみ(浮腫)を改善するということです。
たくさんの種類がありますが、弾性ストッキングを選ぶ要点を書いておきます。
1.圧迫する強さは?
圧迫する強さによって弱圧、中圧、強圧に分けられます。
まず始めは弱圧からはじめることをお勧めします。通常、ドラッグストアで売っているようなものは弱圧が多いです。
浮腫の程度が強ければ中圧、強圧が必要になってきますが、その場合は下肢静脈瘤の専門クリニックで診断をしてもらい、試着をしてから購入してださい。
履くことができなかったり、きつくて痛かったり、とトラブルが起きると続けることができません。
箪笥にしまったままになっている人も多いのでは。
2.形は? ハイソックスタイプ、ストッキングタイプ、パンストタイプ
浮腫の水分(血液)は重力で下の方、つまりふくらはぎにたまってしまいます。
スポンジが水を吸うようなイメージです。
ですのでハイソックスタイプで効果があります。
もちろん長いストッキングやパンストタイプでもよいのですが、あまり太ももはあまり圧迫するようにはなっていません。
都合の良いタイプを選んでもらえば大丈夫です。