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すねの前で皮膚の色がかわってしまった下肢静脈瘤の治療例

下肢静脈瘤がひどくなると皮膚の色が変わってしまうことがあります。

皮膚炎が慢性的に続き色素沈着と呼ばれます。

 

60代の男性の方です。

10年以上前から下肢静脈瘤が目立ち、その後皮膚炎がひどくなってきました。

エコー検査は大伏在静脈が拡張し逆流が認められています。

こうなると下肢静脈瘤の状態としては重症にの部類に入り、放っておくと色がひろがったり皮膚潰瘍になってしまいます。

下肢静脈瘤血管内焼灼術+瘤切除術をおこないました。

手術は1時間以内に終了し、術後1時間で帰宅していただくことができました。

 

静脈瘤は改善しています。皮膚が乾燥していましたがしっとりとして痒みもなくなりました。

半年ぐらいかけて色は薄くなっていきますが、通常は半分ぐらいまででどうしても残ってしまいます。

ここまでひどくなるまでに治療をすることが大切です。

 

下肢静脈瘤血管内焼灼術

下肢静脈瘤の原因となっている、静脈にカテーテルを挿入し高周波やレーザーを用いて熱を加え静脈を細くして閉塞させる治療です。その結果、静脈が膨らまなくなるため血管が目立たなくなります。

術後の注意点と合併症

手術後は一時的に内出血やつっぱり感が出ることがあります。

皮膚の感覚が部分的にしびれたりすることがあり、1%の人でその症状が残ってしまうことがあります。

深部静脈血栓症が起き入院が必要となる方が0.1%あります。

またどうしても術後5年以上たつと再発してくる方が10%あります。

手術にかかる費用

健康保険が適用されます。

3割負担のかたであれば自己負担分が、片脚で46000円、両脚なら93000円

当院では、平成30年6月1日に施行された医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)に則り、術前又は術後の写真を掲載する場合は、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を併記し、患者さんに誤認を与えないよう努めています。

なお、当院のプライバシーポリシーに反しない限り、掲載した写真は全て院内にて参照頂けます。ご希望の患者様は医師にお申し出ください。

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