[解説]下肢静脈瘤の診断方法や検査
下肢静脈瘤が心配ということでクリニックを受診したときに、どのような流れで診断がされるかをお話しします。
問診、視診、エコー検査と順番にすすみます。
1.問診
いつからどのような症状があるか、をお聞きします。血管がコブになっているだけでなく、下肢静脈瘤でおきやすい
重さ、だるさ、こむら返り、かゆみ、むくみ
があるかどうかなどです。
それがどちらの足に、いつごろからかも重要です。
また下肢静脈瘤の原因となりやすい立ち仕事をしているかどうかなどもお聞きします。
2.視診
漢字のとおりで診て、あしに血管がふくらんでいるか、むくみがあるか、皮膚炎があるか、などを診察します。
時に下肢静脈瘤があっても外観上は何ともない人もいます。
3.エコー検査
超音波検査とも呼ばれます。体の断面図を見ることができて表面の静脈を検査することができます。
静脈の太さ、流れを一目瞭然で痛みもなく検査することができます。
静脈を検査する場合、立った状態で検査をするのがポイントです。
この3つの流れで下肢静脈瘤があるかどうかを判断することができます。
だいたい5~10分ぐらいが平均的ですが、複雑な病状の方の場合は30分かかることもあります。
初診の方は、じっくり話を聞いて検査を行い診断、説明をしたいので予約診察をさせてもらっています。
ご希望の方はあらかじめご予約をお願いいたします。