症例紹介ブログBlog

両足の静脈瘤が気になり80歳近くになって治療をおこなった例

両足の静脈瘤が以前からありましたが高齢で糖尿病でインスリン治療もしているため治療はあきらめていたそうです。

それでもだんだん「こぶ」が増えてきて気になっていたところ、下肢静脈瘤治療のテレビをみてかかりつけ医に相談してみました。

かかりつけ医の先生は最近は日帰りで負担が少なく治療ができるということで当院に紹介していただきました。

ご年齢は80歳近くですが自力で電車に乗って当院に来れるぐらいなので体力的には問題はありません。

また糖尿病もインスリンできちんと治療されていますので特に支障はありませんでした。

 

下肢静脈瘤が両足でみられていましたので下肢静脈瘤血管内焼灼術+瘤切除を行いました。

特に右ひざのところは静脈瘤が残らないように瘤切除をしましたが、3ミリぐらいの小さな皮膚切開で静脈を引き出してきて切除しています。

 

手術後の状態では目立つ静脈瘤はほぼなくなりました。また右ひざも小さな傷で切除しましたので傷も目立ちません。

自分で生活ができているのであればご高齢のかたでも手術は可能です。

当院では最高齢は91歳の方の手術も行いました(2019年10月)

年齢はあまり気にせずに静脈瘤が増えてきているのであれば治療をご検討ください。

下肢静脈瘤血管内焼灼術

下肢静脈瘤の原因となっている、静脈にカテーテルを挿入し高周波やレーザーを用いて熱を加え静脈を細くして閉塞させる治療です。その結果、静脈が膨らまなくなるため血管が目立たなくなります。

術後の注意点と合併症

手術後は一時的に内出血やつっぱり感が出ることがあります。

皮膚の感覚が部分的にしびれたりすることがあり、1%の人でその症状が残ってしまうことがあります。

深部静脈血栓症が起き入院が必要となる方が0.1%あります。

またどうしても術後5年以上たつと再発してくる方が10%あります。

手術にかかる費用

健康保険が適用されます。

3割負担のかたであれば自己負担分が、片脚で46000円、両脚なら93000円

当院では、平成30年6月1日に施行された医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)に則り、術前又は術後の写真を掲載する場合は、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を併記し、患者さんに誤認を与えないよう努めています。

なお、当院のプライバシーポリシーに反しない限り、掲載した写真は全て院内にて参照頂けます。ご希望の患者様は医師にお申し出ください。

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