[解説]下肢静脈瘤の種類、見え方
下肢静脈瘤の原因は静脈の働きがわるくなり余分な血液が静脈の中にたまってしまうからです。
その結果、静脈がふくらみ目立つようになりますが見え方は様々です。
静脈瘤のタイプとして主に4つに分類されています。
もともと太い静脈が静脈瘤になってしまうとこのようなはっきりしたこぶになります。
特に「伏在静脈型」は手術を考慮することになります。
細かい静脈瘤のタイプで、立ち仕事をしてたり年齢を重ねると多くの方に見られます。
もともと毛細血管のような細い血管が静脈瘤になるとこのタイプになります
これが、ぼこぼこのこぶになるかというと、そうではありません。
概観では目立つのですが、あまり足の症状を引き起こすことがなく静脈瘤としては軽症といえます。
治療をせずに様子を見ることができますが、弾性ストッキングを着用すれば少し減ることもあります。
またどうしても目立つ場合は硬化療法で治療することができます。
中には静脈瘤が見えない人もいます。
エコーで見ると表面からすこし奥で静脈瘤がみられて、足が重くなったりだるくなったりする原因になっていることもあります。
俗に「隠れ静脈瘤」といわれています。