症例紹介ブログBlog

皮膚炎を伴う下肢静脈瘤の治療例

下肢静脈瘤が原因で皮膚炎になることがあります。そんな方の治療例を紹介します。

70歳代の男性です。

以前から下肢静脈瘤があったのですが、今でも立ち仕事をつづけていて最近ににあり左足の内側の皮膚炎がひどくなってきました。

下肢静脈瘤は両足にあるのですが、左足は内側のくるぶしの上に皮膚炎がみられます。

下肢静脈瘤でおきる皮膚炎というのは足首周囲またはその上ぐらいで特に内側にできることが多いです。

 

治療としては下肢静脈瘤血管内焼灼術+瘤切除術を日帰りで行いました。

手術後2カ月たってます。皮膚の色はまだ黒っぽいですが痒みがなくなりました。

一度皮膚が黒くなると、なかなか元に戻ることは難しいのでそうなる前に治療をすることが大切になります。

さらに手術後でも弾性ストッキングは仕事中はつづけてもらっています。

下肢静脈瘤血管内焼灼術

下肢静脈瘤の原因となっている、静脈にカテーテルを挿入し高周波やレーザーを用いて熱を加え静脈を細くして閉塞させる治療です。その結果、静脈が膨らまなくなるため血管が目立たなくなります。

術後の注意点と合併症

手術後は一時的に内出血やつっぱり感が出ることがあります。

皮膚の感覚が部分的にしびれたりすることがあり、1%の人でその症状が残ってしまうことがあります。

深部静脈血栓症が起き入院が必要となる方が0.1%あります。

またどうしても術後5年以上たつと再発してくる方が10%あります。

手術にかかる費用

健康保険が適用されます。

3割負担のかたであれば自己負担分が、片脚で46000円、両脚なら93000円

当院では、平成30年6月1日に施行された医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)に則り、術前又は術後の写真を掲載する場合は、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を併記し、患者さんに誤認を与えないよう努めています。

なお、当院のプライバシーポリシーに反しない限り、掲載した写真は全て院内にて参照頂けます。ご希望の患者様は医師にお申し出ください。

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