症例紹介ブログBlog

右ふくらはぎから膝にかけて目立つ下肢静脈瘤の治療例

60代の男性の方

約20年前から下肢静脈瘤が目立ってきたそうですが、だんだんと大きくなってきて痒みを伴うようになってきました。かかりつけの内科の先生に相談し、こちらのクリニックに紹介となりました。

特に立ち仕事などはしていません。

右下肢に静脈瘤が見た目には見られます。また一部では皮膚がかさかさするような皮膚炎が起きています。

エコー検査では大伏在静脈に拡張と逆流がみられ下肢静脈瘤と診断できました。症状がでているので手術をした方が良いと考えられました。

右下肢静脈瘤の治療として下肢静脈瘤血管内焼灼術+瘤切除術を行いました。手術時間31分。

手術終了後約1時間で帰宅していただくことができました。

手術後の経過は良好で、下肢静脈瘤は改善してています。

下肢静脈瘤血管内焼灼術

下肢静脈瘤の原因となっている、静脈にカテーテルを挿入し高周波やレーザーを用いて熱を加え静脈を細くして閉塞させる治療です。その結果、静脈が膨らまなくなるため血管が目立たなくなります。

術後の注意点と合併症

手術後は一時的に内出血やつっぱり感が出ることがあります。

皮膚の感覚が部分的にしびれたりすることがあり、1%の人でその症状が残ってしまうことがあります。

深部静脈血栓症が起き入院が必要となる方が0.1%あります。

またどうしても術後5年以上たつと再発してくる方が10%あります。

手術にかかる費用

健康保険が適用されます。

3割負担のかたであれば自己負担分が、片脚で46000円、両脚なら93000円

当院では、平成30年6月1日に施行された医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)に則り、術前又は術後の写真を掲載する場合は、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を併記し、患者さんに誤認を与えないよう努めています。

なお、当院のプライバシーポリシーに反しない限り、掲載した写真は全て院内にて参照頂けます。ご希望の患者様は医師にお申し出ください。

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