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下肢静脈瘤の手術適用について

下肢静脈瘤のレーザー治療を勧められたら、不安に感じられていることがあると思います。どのような場合に手術が必要になるのか、また、レーザー治療と他の治療法との関係性についてご説明します。

下肢静脈瘤の治療は、主に以下の3つの目的で行われます。

  1. 症状の改善: 足のだるさ、むくみ、こむら返り、かゆみ、痛みなどの不快な症状を和らげる。
  2. 美容的な改善: 血管の浮き出たコブ(静脈瘤)を目立たなくする。
  3. 進行の予防: 放置すると皮膚炎や潰瘍などの重症化につながる可能性があるため、それを防ぐ。

 

レーザー治療と他の治療法

 

現在、下肢静脈瘤の治療法として主流となっているのは、血管内治療と呼ばれる方法で、レーザー治療(血管内レーザー焼灼術)や高周波治療(血管内高周波焼灼術)がこれにあたります。これらの治療は、細いカテーテルを静脈内に挿入し、熱で血管を焼いて閉塞させるものです。

  • 血管内レーザー焼灼術(EVLA): 血管内にレーザーファイバーを通して、レーザーの熱で静脈を塞ぐ方法。
  • 血管内高周波焼灼術(RFA): 高周波を用いて血管壁を焼いて閉鎖する方法。
  • 血管内塞栓術(グルー治療): 血管内に医療用の接着剤を注入して閉塞させる方法。

これらの治療法は、従来の「ストリッピング手術」(弁の壊れた静脈を引き抜く手術)に比べて、身体への負担が少なく、傷跡が目立ちにくい、術後の痛みが少ないなどのメリットがあります。

 

手術が必要になる症例

 

レーザー治療を含む血管内治療が主流となっていますが、以下のような場合には、他の手術や治療法が選択されることがあります。

  • 血管の状態: 静脈が強く蛇行している場合や、太すぎる場合など、カテーテルを挿入するのが難しい症例では、ストリッピング手術が選択されることがあります。
  • 重症化した症例: 下肢静脈瘤が進行し、皮膚炎や色素沈着、潰瘍(皮膚のただれ)を起こしている場合、レーザー治療に加えて、静脈瘤の部分的な切除が必要になることがあります。
  • アレルギー: 血管内塞栓術で使用する接着剤にアレルギーがある場合、レーザー治療や高周波治療が選択されます。

 

治療の判断

 

下肢静脈瘤の治療が必要かどうか、またどの治療法が適切かは、問診と超音波検査によって総合的に判断されます。

  • 症状の有無: 足のだるさやむくみ、痛みなどの症状がある場合、治療の対象となります。
  • 静脈弁の異常: 超音波検査で静脈の逆流(弁の異常)が確認された場合。
  • 静脈の太さ: 静脈の太さが一定以上ある場合。

 

なんば坂本外科クリニックでは、これらの要素に加え、患者さんの希望やライフスタイルなども考慮して、相談しながら治療方針を決めております。
レーザー治療は、現在最も広く行われている治療法の一つであり、多くの症例で有効です。わからないこと、不安なことがあればお気軽にご相談ください。

なんば坂本外科クリニック 院長 坂本一喜

当院では、平成30年6月1日に施行された医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)に則り、術前又は術後の写真を掲載する場合は、通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な説明を併記し、患者さんに誤認を与えないよう努めています。

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